6月の技術士二次試験の準備について
6月の技術士二次試験の準備について、本番まで1か月弱となりますが、私の実施した経験を記載します。※あくまで一個人の事例ですので参考まで。
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1.全体
筆記試験で大事なのは、読んでもらえる文章にすることです。
長い文章・文字の羅列だったりすると、何も伝わりません。
ポイントは、3つです。
- 一文一意(簡潔に)
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言いたいこと<主張>は、150文字単位で表現できるようにする
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数値や式などは抑えておく
また、試験がコンピテンシー審査になり、評価項目が明確になりました。
文科省HPなどで試験の趣旨なども確認しておきましょう。
解説
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Ⅰ
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Ⅱ
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Ⅲ
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1
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2
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専門的学識
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・技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、技術部門全般にわた る専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
・技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会
・自然条件等に関す る専門知識を理解し応用すること。
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○
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○
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○
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問題解決
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・業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、 これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。 ・複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安 全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数 の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。
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○
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○ |
○
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マネジメント
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・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期 及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、 プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現 性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の 資源を配分すること。
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○
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評価
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・業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価 し、次段階や別の業務の改善に資すること。
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○
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○
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コミュニケーション
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・業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアント やユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
・海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加 え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
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○
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○
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○
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○
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リーダーシップ
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・業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を 調整し取りまとめることに努めること。
・海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者ととも に、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
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技術者倫理
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・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、 文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続 性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行 動すること。
・業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの 責任を負うこと。
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○
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※ご自身の論文で下記表現できてますでしょうか。
2.Ⅰ、Ⅲ対策
相対評価と言われている二次試験は、当日の試験会場で考えていては、他者論文と差別化はできません。予め、社会的問題に対し、ご自身の専門分野で解決策を整理しておくことが重要です。
例:温暖化対策なら、
課題1→解決策1,2,3→リスクや懸念事項
課題2
課題3
と、いった具合に整理し、これを社会的課題に対してピックアップしておくことが重要と思います。私の場合は最低3パターンぐらいの構成を準備しました。
・図表の対応について
図表の有無は他の論文との差別化図るのに有効だと思います。
私は、1頁あたり図表1つの目安としました。
一方、時間配分が難しくなるので無理に図表を入れる必要はないと思いますが、
論文の骨子に沿ったもので~10分以内にかけるようなものを準備しましょう。
[評価項目]
Ⅰ:専門的学識、問題解決、評価、技術者倫理、コミュニケーション
Ⅲ:専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーション
3.Ⅱについて
1)Ⅱ‐1の対策
キーワードの整理
知らないと全く書くことができないので、キーワードの整理に尽きると思います。
得点と紙面配分が均等とすると1/3(=10点?)なので最後に記載する。
[評価項目]
Ⅱ:専門的学識、コミュニケーション
2)Ⅱ‐2の対策
・専門的な知見を表現しつつ、議題のプロジェクトを想定した記載が必要です。
・評価項目を意識しつつ、マネジメント(リソース(人物金情報)の分配)と、
リーダーシップ(現場感とチーム主導力)を表現します。
・関係者やステークホルダとどのように調整するか、を具体的に示します。
[評価項目]
Ⅱ:専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップ
以上