7月の技術士二次試験の準備

7月の技術士二次試験の準備について、私の実施した経験を記載します。
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いよいよ、残り2週間あまりです。
準備万端な方も、まだまだ心配な方も諦めずにやりきりましょう。
想定した社会的問題に対して、準備したネタ(想定課題や解決策など)が、
十分かチェックすることをお勧めします。
<チェックポイント>
①問に対して適切に解答できているか
②課題は多面的に抽出できるか
③観点が抜けてないか
④解決策が、ご自身の専門外の内容になってないか
⑤解決策やリスク対策が、一般論にとどまってないか
 
①問に対して適切に解答できているか
必須の(1)について、考えてみます。
出典:令和元年度技術士第二次試験問題(電気電子部門) 必須科目より
 
ここでは、ただ課題を示すだけでなく、以下を説明する必要があります。
・「~における持続可能なバランスの確保」の考え方に基づいていること
・技術者としての立場での多面的な視点
から抽出した課題に対し、
・分析
・関係性の観点の明記
・課題の説明
 
②課題は多面的に抽出できるか
技術者としての立場での多面的であればよく、
アプローチとしては、
・QCD
・4M
・SCM,ECM
などから記載すると良いかと思います。
 
③観点が抜けてないか
令和になってから、ほぼ毎年問われているので、
当日問われていることを確認し、記載を忘れないようにしましょう。
 
課題は同じであっても、社会的問題によって観点は異なってくると思いますので、
問題文中にある背景に沿って解答ください。
 
④解決策が、ご自身の専門外の内容になってないか
解決策は、ご自身が専門家の立場での提案内容でなければなりません。
つまり、
必須科目は、答案用紙に記載の「電気電子部門」の専門家
選択科目は、答案用紙に記載の「選択科目/専門とする事項」の専門家
として、記載する必要があります。
なので、
「AI」や「ドローン」などを単純に解決として記載すると、
一般論か専門外とみられてしまう可能性があります(点にならない)。
 
⑤解決策やリスク対策が、一般論にとどまってないか
私の場合も幾度となく、「一般論だね」と指摘されました。
そこで、一般論にとられないようにするため、
・専門とする事項から具体的な解決策に絞る
・方式の比較や期待効果を定量的に示す
など工夫しました。
 
これまで研鑽してきたことは、決して裏切りません。
体調管理に留意頂き、頑張ってください!!